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感覚統合について

You’ll never find a rainbow if you’re looking down.  by Charlie Chaplin

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感覚統合とは

運動と感覚は切っても切れない関係です。人間の感覚には、

①触覚

②視覚

③聴覚

④味覚

⑤嗅覚の五感がありますが、このほかに

⑥固有受容覚

⑦前庭覚の7つの感覚があります。

⑥、⑦の感覚は、

聞きなれない用語だと思いますが、

固有受容格というのは、筋肉を使う時や関節の曲げ伸ばしによって生じる感覚のことです。

前庭覚とは平衡感覚とも言われるものです。

このように7つの感覚器官から脳に入ってきた情報が統合されて、一つの動作・運動ができるようになります。

私たちの脳は、感覚から入力された膨大な情報をきちんと分類したり、整理したりすることで、体の動きをコントロールしています。

これが感覚統合です。

この感覚統合の発達が遅れると、複数の感覚を統合して身体を動かす時に、ぎこちない動きになったりして問題が生じることがあります。

例えば、子どもが「テーブルで食事ができる」ようになるためには、いくつかのステップ(過程)を身につけなければなりません。

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①まず、体のバランスを調整する前庭覚(平衡感覚)と筋肉の動きを感じ取る固有受容覚が育つことが、不可欠です。

そのためには、バランスボールなどの粗大運動などによって、

「姿勢を保ち一定時間座ることができる」姿を目指します。

 

②次に、手や指などの微細運動が身に付かないとお皿を持ったり、食具を使うことができません。  

 

こんな具合に、いくつかの発達の過程を経て、テーブルで食事をできるようになります。

この様に、なんとなく粗大運動や微細運動をアプローチするのではなく、感覚統合の観点から生活しやすさを目指して療育を行います。

 

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